講座について · DA短期資格取得講座(5日間) · 平成27年度受講生の方

 資格取得講座では、様々な職種や年齢の方が同時に講義を受けるため、多様な意見に触れることができ、職業間交流の場としても貴重な体験をさせてもらいました。

 講義では、座学だけでなく、実技の時間も多くとられており、実技では、資料をデジタル・アーカイブ化する際のメタデータ項目などの作成と発表を行いました。テーマは受講者が自由に設定するため、文書館、大学関係者、広告会社など、各々の職種に沿った内容となり、こうした様々な視点からの意見を聞くことができました。これは、社会人を対象とした資格取得講座ならではのメリットかと思います。

 私は現在、文化財の保存・調査・活用を担当する部署に所属しています。先人の方々が現代の私達に守り伝えてくれた文化財を、次の世代に伝えることも仕事のひとつです。

 しかし、文化財というのは、老朽や担い手の減少などといった要因のために、どうしても変化していくもので、だからこそ「現在ある姿を残す」デジタル・アーカイブ化の必要性が認識されています。

 文化財を後世に伝え残し、また多くの人に活用してもらうために、デジタル・アーキビストとして学んだことを活かしていきたいと考えております。